2009年6月1日月曜日

今日のtips

極私的に大発見なのでメモメモ。

EOS Kiss 7のことです。
これ、EOS-1Vなどの超高級品と違いますので、「フィルムを撮りきって巻き戻すときに、ベロをパトローネから出した状態にする」という機能がありません。

フィルムをお店に出して現像をお任せする人は、というかそれが普通だと思いますので、その分には問題ないのですが、僕みたいに自分で現像する場合、フィルムがパトローネの中に完全に入ってしまってますから、何とかして取り出さなければなりません。

その場合、フィルムピッカーが使える方は、というかそれが普(ry)、その分には問題はないのですが、僕みたいにどんなにどんなに試してもベロが出てきてくれない不器用な人は、パトローネの端、フタが締め付けられている部分をこじ開けることになります。

普段FM10やF2などを使っていたのでこれ、久しぶりだったんですが

かっっったいかたい。


おっかしーなー。コダックやDNPのパトローネは確かに固めなんだけどいつのまにココまで極端に固くなったんだろう?
店に出すだけであれば、これは「パトローネを落としたときにフタが外れにくい」というメリットだけなんですが、開けたい分にはダークバッグの中が汗まみれになり、フィルムがベットベトになってむちゃくちゃリールに巻きづらくなるんです。

うわこんなのもういやだ思い切ってKiss7売ろうかと思っていた時、以下の方法を思いつき、試してみたらとてもうまくいきましたので、ご紹介します。

最後1枚だけ残して撮影をやめ、ダークバッグの中でフタを開けてフィルムを取り外した後、手で少し巻き戻す。



FM10やF2のような手巻きカメラは、フィルムのベロ側からパトローネの芯側に向かってフィルムを使っていきますが、Kiss7は逆です。パトローネ側からベロ側に向けて使っていきます。
ということは、フィルムの使い始めはカメラ側のスプールに巻き取れるだけ巻き取られてあり、使っていくごとにパトローネに巻き戻されていき、最後の1枚の状態ではほとんど手巻きカメラの装填したての状態になっているのです。
ですがそのままふたを開けると、最後から2枚目の撮影部分がパトローネからはみ出てますからその部分が感光します。よってダークバッグの中で開けて、手で少し巻き戻すことになります。
(2枚分無駄にしても良いなら、最後から2枚目は空写しにして、そのままフタを開けるという手もあるでしょう)
また、カメラが把握している「最後の1枚」の状態は、フタを開けた時点でリセットされます。念を押すなら電池を抜いてしまっても良いでしょう。

というわけで、長くなりましたけど、これでまたKiss7長く使えそうです。ラッキー♪

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