2008年3月23日日曜日

海腹川背Portableが悲しいことになっている件

2つ前に書いたエントリのことなんですが、
全然やったことのないゲームに対して言いっぱなしはさすがにどうなのかと思いまして、
今回の体験版だけでも、と思い、やってみました。

操作のコツは、YouTube:海腹川背のテクニック その1 初心者向けを参考にさせていただきました。

私自身の感想は後にするとして、以前のエントリにも引用させていただいた要望まとめwikiに挙がっている「問題、要望」が本当に再現できるのかを、ほんのいくつかではありますが、まとめてみました。

本当は上記リンク先をご覧頂けばすべて事足りますが、自分の体験版プレイの画像と、上記リンク先からの引用を並べていきます。
というのも、実はマイ40Dのライブビューの練習も兼ねておりまして^^;;;;





壁にルアーを刺した状態での振り子で、壁の下端角にロープが張り付くというバグがあり、フィールドに対して特殊極まりない粘着質を持つようになった。
上記要望まとめwikiより。以下すべて同様




ロープがブロックの縁に貼りつく件。
通常の挙動はこうです。

リアルタイムで発生する支点のセット/リセットがちゃんとできてない説(←ごめんこれ何処で見たか失念)と

一連の張り付きバグだけど、
これもブロック貫通と同じ理屈じゃないかな?
何らかの原因でルアーから最初の角までがブロックの当たり判定を通り抜けて
内部に入ってしまって引っかかると。

強い加速がかかってる状態で発生しやすいとすると多分この通りだと思うんだけど。

という説を見ましたが、
次に挙げる障害の存在から前者に1票、です。




とても簡単なゴムひもの張り付き方法を見つけた。

* F0開始地点から左にある穴の前まで行く
* その上にある青い地形の右端に当たるように、上にルアーを投げる
* 上を押してゴムひもを最大まで伸ばす
* そのまま左を押して移動、落下したら左を放す
* その後足場に戻ってくるが、そのときに下の地形の左端にゴムひもが張り付いている

ちょっと分かりにくいが、
この状態で右に移動すれば張り付いてるのが分かるはず。
ちなみに、このときに下を押してゴムひもを縮めると切れる。





* SFC,旬はルアーのお尻からロープが伸びているのに、ルアーの頭からロープが伸びている

つまり、ルアーの部分はただの飾り

他の画像と比較していただければと思いますが、普通ルアーは(このゲームでは)目のついている方が内側で、針のついている方が外側になって飛んでいきます。
なので、目の付いている側にロープが結わえてあるのかなと思ったら、実は針側に結わえてあるのでした。というお話。




* 空間的に出っ張っている(手前方向にでっぱっている)部分は

見た目より奥方向に実際の当たり判定がある
視点からいうと正しい挙動だが、ゲーム的には破綻している

要するに、ブロックに食いついているルアーの針の部分が隠れてしまっているのです。




ここからは、wikiには挙がっていませんでした(ように見えた)が、個人的に気になった点です。
そんなに大口がたたけるほど上手い訳ではないのですが、それでも。


どちらかと言えば↑の亜種として。ルアーがブロックにちゃんと食いついた状態です。
極端な話、↑と食いついてるY座標が同じではないかとすら思えてしまうのですが。



これも、↑2つと同じ場所、かつ、ブロックにちゃんと食いついた状態です。
見かけ隙間がある上に、具体的にどこの座標にルアーがあるのやらわかりにくい。



これも、↑3つと同じ場所、かつ、ブロックにルアーが食いついています。
そうなんだ・・・
ルアーの大きさからして、角に食いつくと思ったんだけど。



うーん。地面と平行にまっすぐ飛ぶものだと思ったのですが、途中で地面に食いついてます。
ルアーの自重分斜め下に飛んでるということなのかな・・・?



ちょっと説明不足かも知れないけど、金魚さんの上半身がないのではなくて、ブロックにめり込んでます。
このあと普通に五体満足(!)で方向転換します。
こういう細かいところのツメって大事ですよね・・・

それから、上記の「海腹川背のテクニック その1 初心者向け」なんですけど、
  • 先行入力

  • 引っ張りジャンプ

  • 無重力ジャンプ

これらが出来なくなってるっぽいのは練習が足りないのでしょうか?
それにしても先行入力ははしごを上り下りしているときにルアーボタンを押しっぱなしにするだけだから、練習も何もないと思っているのですが。

あと、画像には残しませんでしたが、確認できた点。

上記「問題、要望」中程の

またこのような報告もある(画像クリックで原寸表示)

に続く2枚の画像による現象のどちらとも。



先行入力が無くなっている。




移動ジャンプした時斜め上いれっぱなしだと着地してから直立不動で移動するww




右に歩いてる状態から急に左押してジャンプしても、急に方向転換して左にジャンプできるし



あと、上記「問題、要望」に書いてあったけど、再現しなかった(できなかった)のが、

ルアーやゴムひもが完全に貫通している。ここまでのバグはもはや論外といえる。




挙句の果てには敵まで貫通するという信じられない状況になっている

#筆者注:しゃがんでいると無敵になるらしい、ということ。



体験版Field0でフリーズキター・・・俺だけ?
写真じゃ分からないがココで左に飛びつつLでルアー撃とうとしたら3回やって3回とも確実に凍ってる

#筆者注:体験版FIELD0の一番左上の崖から左ジャンプしながらL1ボタン押下。
#こちらではルアーを空に撃ちながら正常に落下します。


あとですね・・・ファミ通のサイトで、この「海腹川背Portable」のレビューが書けるようになっているのですが、
そこに書かれているレビュワーさん、前回のエントリで
「PS(1)版を或る方がすすめていたのを思い出したので」
と書いたのですが、ハンドル名からどうもその「或る方」っぽくてびっくり(汗
wikiやamazonでの他の評にも負けず劣らず痛烈に批判なさってます。
で、そこに書かれている

1.平らな天井に向けて真上にルアーを出して引っ掛ける
2.左右は触らずに少しロープを縮めてぶら下がる
3.そのまましばらく観察

このとき、「勝手に上下に勢いが付く」現象もこちらで再現できました。
振り子がまだきちんと操作できている自信はないのですが、この現象のために振り子の軌跡が汚くなることは理解できます。
(というのも、どうも「宙づりで止まっているときだけ」に起こるとは限らないみたいで)
というか、wikiの「問題、要望」の方に、

しかしゴムの挙動酷すぎるよなあ
初心者用を目指した訳でもないし

という意見があるのですが、この現象こそ初心者サポート用に入れた仕様ではないかと思えます。
「自動的に勢いをつける機能」として、オプション画面からON/OFFを制御出来ればいいのかなと思うのですが。

最後に、私自身の感想を。

このゲーム、単純ながら奥の深い操作をやりこむことにより楽しむゲームだと思ったので、
最初この事態を「痛いニュース」で知ったときは、
「自分で作ったものの不具合を、何の根拠の説明もなく動作環境のせいにするのは、そりゃ絶対やっちゃダメ」
ではあるけど
「やり込んだ人にしかわからない不具合で、しかもなまじ元ネタが「名作」の誉れが高くて(僕自身強くすすめる方を知ってたこともあり)、思い入れの強いユーザーばかりだから騒ぎが大きくなってしまったのだろう」
と、正直思っていましたし、
体験版をやり始めてから少しの間は、
「うーん。無理矢理たとえると、きちんと整備されていないピアノのようなものなのかなあ。
僕みたいなドシロウトが「ドレミファソラシド」って鳴らしてみる分には全然問題がないけど、
いざ有名な演奏家がベートーベンを弾くとかした時に、鍵盤のどこかが妙に柔らかいとか、弦がちゃんと調律されてないとかまずいところが噴き出てくるのかなあ」
ぐらいの認識でした。
今、自分なりにwikiの内容をたどりながらプレイした後としては
「なるほど。確かにこれではゲームになってないと言われても仕方ない。
というか、楽しく遊んでもらおうという姿勢が全然感じられない」
と思っています。

ただ。
このゲームのキモである、ロープとフックを利用したアクションの部分はがたがたなんですが、
音楽とグラフィック、そしてその両方が醸し出す雰囲気は好きです。
音楽も、wiki内では、「勝手なアレンジがされていて劣化している」と書かれているのですが、
元がどれだけ素晴らしいかを知らないというのはあるんですが、僕は良いと思いました。
グラフィックも、脈絡なく現れる道路標識とか電柱、崩れた塀の雰囲気がいいし、何より「なんでこんなものが?」ともいえる「しょうゆさし」がたまらなくキュート(はあと)
なんかこういう「身近にあるもの」がでたらめに組み合わさって一種異次元的な様相を呈したマップ、個人的には「夢幻戦士ヴァリス」(各パソコン版)の1面を思い出します。
そういえば、「ヴァリス」も、そんな身近感と異次元感のバランスに萌えたんですよね^^;

というわけで。すごく長くなってすみませんでしたが。
「このまま否定されながら潰れてしまうなんてもったいなさ過ぎる。1年かかっても待ちますから全員が納得できるように作り直してください」と申し上げて終わりたいと思います。

ですが・・・題材が変わるのですが延長線上の話を次に書きたいと思います。
(例によって、書かないかも知れないのですが)

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